下がり続ける株はない
その通り、どこかで株価の下落は止まります
過去の株価はここで反発したから
総合利回りが〇〇%以上と良くなったから
そう思って買う人っとホント多いんです!個人投資家は逆張り派がほとんどですから(私もそんな一人です 笑)
しかし買ったらさらに下がってしまい「永遠に塩漬け 泣泣泣」なんて人が多いのも事実
株の格言に
落ちてくるナイフはつかむな
といった格言があります
じゃあ順張りでなければ勝てないのか?
いえいえそんなことはありません
逆張り派にここでわかって欲しい
買っていい時・悪い時
そして下落している銘柄の簡単な探し方をここで紹介したいと思います
Contents
逆張りとは
下落局面で「買い」、上昇局面で「売り」といった相場の流れに逆らった投資方法をいいます
それではお待たせしました
ずばり買っていい時悪い時の見分け方
これも株の格言にあります
事故は買い、事件は売り
事故・・・突発的な事故や自然災害など、一時的に悪影響を与えるであろうと予想される場合であり、社会的信用を無くすようなことではない場合の下落
事件・・・その企業のコンプライス違反といった不正などにより、業績が悪くなると判断されて売りたたかれるような下落
それではその具体的な判別です
事故と思われるものによる下落
一部社員の汚職(お金の着服)
倉庫で火災が発生
コンセンサスとの違い
この中でも私がイチオシにしたいものはコンセンサスとの違いによる下落です
コンセンサス・・・複数の人の合意や意見の一致
株の場合であれば、証券会社などが発行する調査レポートのアナリスト
ちょっと例を見てみましょう
GMOインターネット9449の第二四半期決算
18年中間 17年中間
売上高(百万円) 91,270 74,340
(+22.8%)(+11.4%)
営業利益(百万円)11,783 7,497
(+57.2%)(▲13.7%)
経常利益(百万円)11,337 7,397
(+53.6%)(▲11.6%)
当期利益(百万円)4,231 1,952
(+116.8%)(▲45.9%)
1株利益(円) 36,77 16,83
1株1Q配当(円) 6,0 5.0
1株2Q配当(円) 6,2 6,0
1株3Q配当(円) 6,0
1株4Q配当(円) 6,0
それぞれの指数を確認すると
売上、営業利益、経常利益、当期利益がどれも前年比でプラス
そして配当は少しではありますが「増配」
12月決算ではありますが通期決算を前年と比較(百万円)
売上高 170,000/154,256 1.1倍
営業利益 22,000/17,642 1.25倍
経常利益 22,000/17,315 1.27倍
どれも最終的にはしっかり上がっているのがわかります
私の経験になりますが、こんな時は長い目で見ると株価はゆっくりと上昇してくれます
さらに株主優待があれば下値は堅いのでさらに期待できますよ
あと四半期決算のみが悪く、通期ではしっかりとプラスが出ている銘柄もいいですね
2018年8月の銘柄であればオリックス8591なんかも私は大きく買い増ししました
自然災害の例として
2018年9月4日に関西を直撃した台風
これで関西空港は大きく被害を受けました
案の定、航空関連銘柄(ANA・JAL)は下落
私は一時的に業績はマイナスになると思いますが、長い目で見ると業績はしっかりプラス、そして個人投資家に大人気の株主優待銘柄かつ9月権利ということで参戦しました
さぁ今後が楽しみです
事件と思われるものによる下落
コンプライアンス違反により社会的信用を大きく失墜したもの
コンプライアンス・・・法令や規則を守ること
※法律のみを遵守するのではなく規則も守り、社会的規範となるように行動することをいいます
昨今であれば
スルガ銀行8358のシェアハウス向け不正融資
ではないでしょうか
「かぼちゃの馬車」と呼ばれる女性専用シェアハウスを建設して投資家に販売していた事件です
詳細は説明しなくてもわかりますよね?
そうです
世間をだまして利益を得た
それがバレて社会的信用を失墜させた
これ以外にも最近では不正融資といったあらたな事件が出てきています
こんなものはどこまで下がるのか想像がつきません
少し前であればタカタ
この企業は残念ながらなくなりましたよね
これをいずれ下げ止まるだろう?
などといって逆張りしているようではいつまで経ってもあなたの資産が増えるのは難しいと思いますよ
じゃあTATERU1435なんかどうでしょう?
はい、絶対アウトですね
株主優待が100株でクオカード3000円分もらえるみたいですが、廃止するんじゃないですか?
そうなるとさらに下落も考えられますよ 汗
さぁお待ちかね
事件?と思われる逆張りしたいお宝銘柄を証券会社のツールを使って探す方法です
逆張りによるお宝銘柄の探し方
これには2つあり
証券会社が発表するランキングを利用
SBI証券のツールを使って説明したいと思います
1.ログイン後、マーケットをタッチ
2.右上のメニューにある、ランキングをタッチ
画面が表示されると下落している銘柄を表示したいため
赤い丸印の所をタッチして、全市場/値下がり率を選択してください
あとオススメは、市場別ランキングを選択
ここで気になる銘柄をタッチ
例として、5位の「ティーライフ」を見てみましょう
※今回はお宝銘柄ではなく事故銘柄になってしまいますがご了承願います
すると9月3日に決算発表があったんですね
その詳細を確認すると
減配予想が出ていました
これでは下がるの当たり前、購入はやめましょうね
お宝銘柄であればここで
増配
上方修正
今回のみマイナスとなっているが通期では大きくプラス
などが該当します
スクリーニング機能を使って検索
証券会社が用意しているツールのひとつに「スクリーニング機能」と言われるものがあります
これは一定の条件を設定すると、該当したものだけが抽出されるといった大変優れた機能なんですよ!
その該当した銘柄の中から「事件」と思われるものを買いましょう
私がよく使う下落銘柄の反発を狙った指標
移動平均乖離率25日 マイナス5%以下
サゲサゲ相場であればマイナス10%を検索することもあります
これで最近私が見つけた銘柄はFPG7148
さぁここもどうなることやら???
以上2つで探した銘柄が個人投資家に大人気の株主優待銘柄
さらに私基準の割安株に当てはまれば、おいしく長期保有銘柄となって末永くお付き合いさせてもらっています
まとめ
逆張りによる売買も立派な投資手法のひとつ
しかし間違うと大きくヤケドして、塩漬けまたは損失が発生する可能性あり
それらを見分けるには
事件は「買い」
自然災害やコンセンサスとの違いにより一時的に下落
事故は「売り」
コンプライアンス違反により社会的信用を失墜させたもの
株の格言ではこんなものもあります
人の行く裏に道あり花の山
だから逆張りであり、あまのじゃくであっても間違いではないんですね
ただし全てが「買い」ではないことを肝に命じて、上手く資産を増やしてほしいと思います