株の売買は「安い時に買って、高く売る」と利益が出ることは誰でも知っています
しかしその割安・割高をどう判断したらたらいいのかわからない
割安株(バリュー株ともいう)を探して、損小利大を目指した投資をしたいといったあなたへおすすめしたい
それを判断するには多数ある指標を確認すればいいのですが
PER、EPS、PER、BPS、配当利回り、浮動株、特定株、時価総額、営業CF、投資CF、財務CF、ROE、ROA、自己資本比率、資本金、利益剰余金、有利子負債など
これらすべての状態、推移の確認から割安株か判断して今は買い時か否か?そして今後どうなるかなどを予想するのですが、一つ一つ確認するには多すぎて限界がありますよね?
そこで私はまず簡単に3つの指標でマイルールを作って、割安株のふるい分けを行い、
今買うのか
もう少し株価が下がったところを買うのか
判断しています
そして今は割安株がどれくらいあるのか?
といった時はスクリーニング機能をおすすめ
これを使えば簡単に見つけることができることをここで知って欲しい
割安株とは何か?を学び、マイルールがあなたの株式投資のヒントになって欲しいと思って作成した1ページ
※万が一これで大損しても責任は一切負いません。あくまで参考として下さい
Contents
割安株(バリュー株)とは
資産価値や業績から本来考えられる株価より低くなっている、すなわちお買い得なバーゲンセール状態の株
さらに今後下がることは少なく、株価上昇が見込めるため「損小利大」となりやすい株である
こんな株の売買方法を「バリュー投資」とも言われています
参考までに下記のものは割安株とは言わないので気をつけて!
以前の株価下値は1000円で何度も反発していたものが500円になった
1株100円未満だから(これはボロ株といいます)
同業種と比較して割安
上記に該当する銘柄を掴んでさらなる下落で損失をしないよう、マイルールを定め判断して、トータルで損失せず日々株式投資に取り組めています
割安株の見分け方(マイルール)
私が重要視しているおすすめの判断材料
・3つの指標
たったこれだけ
しかし株価下落は怖いもの
これをを少しでも和らげるため、株主優待のある銘柄を選びましょう
最低この4つを遵守
1.株価収益率(PER)
企業が発行した株で、どれだけ効率よく儲けることができているか?
これを判断するための指標になります
計算方法は、
現在株価÷一株当たりの利益(EPS)
効率よく稼いでくれたら、株主へ還元されるのは当たり前では?
従って、有名な銘柄などはここがすでに高い状態であることが多いですね
一般的にPERは15%以下が望ましいと言われています
これらを踏まえて私の基準
10%以下
2.株価純資産倍率(PBR)
これは、会社の財産を一株あたりにした場合の倍率はいくらですか?といったもの
計算方法は、
現在株価÷一株当たりの純資産(BPS)
ここで面白いのは、
純資産が多いと1倍以下になりその時に、万が一会社が倒産して株主への還元が行われたとすると、株価以上にお金が返ってくる・・・なんてこともあることは頭の片隅に入れて欲しい
しかし、資産でありそれが現金でなく株券や不動産であれば評価は年によって大きく変わることあり
また、たくさんの資産があるのに「なぜリスクを取ってもっと運用に廻さない!」など株主から批判されることもあります
これらを踏まえて私の基準
1.0%以下
3.配当利回り
これは上記二つと異なり簡単
企業から出る年間配当を、購入した時または購入しようとする株価で割ったものです
例)株価1000円 年間配当10円
10円÷1000円=0.01
従って配当利回りは、1%になります
ひとつ気を付けて欲しいのは
「配当がいい企業は疑ってください」
配当はどこから出ますか?
ほとんどが利益から出ます(中には赤字で会社の金庫からも出しますが・・・)
本来なら利益の一部を配当に充てるのですが、企業によってはたくさん還元して手元に残っていない企業もあります
そのようなところは、業績が悪くなるとすぐに減配もありえるので、飛びつくのは厳禁!おすすめできないことは覚えていてください
そこを確認するには、
配当性向を確認してください
確認方法
一株当たりの配当÷利益
これが50%を超えると毎年安定して同額以上に出すことが厳しく、業績が悪くなると減配するところが多いですね
これらを踏まえて私の基準
4%以上(株主優待なしの場合)
3%以上(株主優待ありの場合)
上記配当利回りにプラス配当性向50%、できれば30%以下が望ましい
これらをひとつの画面で見やすくしているのがSBI証券
個別銘柄を表示すると

EPS・BPS・配当をもとに現在株価から算出されて、最新のPER・PBR・配当利回りが表示されています
この時の「みずほ銀行」は先程紹介した3つの指標に入るため、割安株と判断できますね!
4.株主優待のある銘柄
これすごく重要なのでもう一度言いますよ
株主優待のある銘柄
(特に個人投資家に人気のあるもの)
それはなぜか?
といいますと・・・
個人株主による下値支え
これがあるから大幅下落はしにくいのです
個人投資家は株価が下がっても、マイナスを受け入れることができない
いわゆる損切をしない、いやできないといった方がいいか?
そんな生き物(詳細はプロスペクト理論を参照してください)
だから株価が下がっても、また上がるだろう?
今売ったら損だ!
といった感じで私個人の感覚ではありますが、値崩れすることが少ないように思えます
それではひとつ参考までに、個人株主に大人気の銘柄である日本マクドナルドHDを見てみましょう
※割安株ではないですが、個人投資家には人気があることがわかると思います

2016年3月から3年振り返ったチャートです
過去2年くらい不祥事が何度も発生、そして赤字決算もしました
その都度、株価は下へと一時的に反応しますが案の定、数か月後には2600円付近まで復帰しています
じゃあ2500円付近で買おう!なんてことも想定できますね
これに先程の「マイルール」が当てはまると本当に強い!
一時的にマイナスとなっても、長い目で見るとプラス(利益)へと変身する銘柄を私はたくさん発見することができました
お待たせしました
そんな気になる割安株を見つける検索方法がスクリーニング
スクリーニング機能を使って割安株を見つける
ネット証券が無料で提供しているスクリーニング機能(ふるい分け)が超便利で簡単!
例として、SBI証券の場合
先程のマイルールで決めた各数値を入力するだけ

すると下記のように検索条件にヒットしたものが出てきます

今回の場合、47件見つかりました
簡単に説明しましたが、もっと詳しく知りたくなった方には下記でスクリーニング機能を詳しく解説

これを読んで割安株をたくさん見つけて買うのもいいのですが、超割安株タイムがあることも知って欲しい
それは、
ファンダメンタルズが悪くなり、ほとんどの株価が下落した時
そんな時は、業績がいいのに全体の下落に巻き込まれてしまう銘柄が必ず出てきます!
従って、優良企業や買いたい企業を日々監視して、上記のような時に下落したものを買っても、いずれ株価は復帰するから逆張り派には超おすすめ
参考までに全体の下落に巻き込まれる要因のひとつは、
信用取引なので追証に追い込まれた「投資家の投げ売り」で暴落しているからです
そんな時はダメと判断せず、チャンスと思って立ち向かってほしい
昨今では2016年6月のブレグジット
日本やアメリカの業績は良くなっているのですが、市場が荒れたあの時でした
これを読んだあなたは、割安株の判別やスクリーニング機能により、売買銘柄はある程度分かったと思います
ただこれを頭の片隅に入れて、すぐになんでも買うことはやめて欲しい
休むも相場

これは株の格言で有名な言葉
株価がドンドン上昇して買うものがなくなり、いつまで経ってもスクリーニング機能で該当する割安株が発見できないため
何日も売買しない
何も持っていない
こんなときについつい出てしまう悪い病気
ポジポジ病
株式投資を行い慣れてくると、どうしても我慢ができず売買したくなる時があります
そしてダメとわかって買った結果「高値掴み」をやってしまうんですよねぇ
恥ずかしながら私は今だにこの病気を克服することができません 笑
根気のあるみなさんはマネしたらダメですぞ!
まとめ
割安株とは
資産価値や業績から本来考えられる株価より低くなっている、すなわちお買い得なバーゲンセール状態の株
さらに今後下がることは少なく、株価上昇が見込めるため「損小利大」となりやすい株である
下記のものは割安株とは言わない
以前の株価下値は1000円で何度も反発していたものが500円になった
1株100円未満だから
同業種と比較して割安
判断基準値(マイルール)
株価収益率(PER) 10.0%以下
株価純資産倍率(PBR) 1.0%以下
配当利回り
4.0%以上(株主優待なしの場合)
3.0%以上(株主優待ありの場合)
上記プラス配当性向50%、できれば30%以下が望ましい
売買銘柄
個人投資家に人気があり、株主優待のある銘柄
割安株が見つかりやすい時
業績が悪いのではなくファンダメンタルズが悪くなった時
こんな割安株を探すには、スクリーニング機能を使えば見つかりやすい
そして株主優待銘柄ならさらに勝率アップ、その仕組みや得する権利獲得方法を知って欲しい
あなたもこれでお宝銘柄を早く発見して資産を大きく増やすことが出来るかも?
