今回は株式売買手法のひとつ
ドルコスト平均法
株を売買するなら一度は耳にしたことがあるんじゃないでしょうか?
私も社内の持ち株会へ入会した時にこの言葉を知り、損をしにくい手法ですよ!
といわれたのですがいまいちピン!とこなかったんですよねぇ~
じゃあ本当に損しにくいの?
そして儲かるの??
さてその詳細は・・・
Contents
ドルコスト平均法とは
ある一つの金融商品(株や投資信託)を一度で大量に買い付けるのではなく、一定期間ごとに一定量で時間をかけてゆっくりと買い付けていくことをいいます
なぜこれが有利なのか?そのメリットとは
運悪く高値掴みをした時に動けなくなってそのまま放置や損切を防止するためです
その例がこちら
2015年5~6月頃はイケイケ相場でどこの銘柄も上がりっぱなしなのは記憶にあたらしいですね
順張りでまだ「行ける!」と7月頃に買って持っていると・・・
そんな調子よかった相場は続かず、8月末から下降を初めて2016年7月には、425円とピークの半分以下!これでは目も当てれません
ここで塩漬けになった人は多いんじゃないでしょうか?
それではこれにドルコスト平均法を当てはめて考えてみましょう
例) 30万円の資金を2015年7月に一括購入および、半年ごとに10万円ずつ買った場合
※10万円以下の金額は次回へ持ち越しとする
一度に買い付けた場合
900円×300株=27万円(残金3万円)
ドルコスト平均法に基づき買い付けた場合
2015年7月 900円×100株=9万円
2016年1月 700円×100株=7万円
2016年7月 430円×200株=8.6万円
合計400株(残金 5.4万円)
以上よりその差は
100株と2.4万円
これがこの手法のメリットになります
しかし、
デメリットが2つあるのをご存知ですか?
1、安価な時に多く買い付けることができず大きく利益を上げれない
もう一度先程のチャートを見てください
2016年7月の430円付近に買い付けることできていれば、今頃利益が出ているのはお分かりですよね?
株初心者にはこの900円の株価がピークで430円が底値だったと判断することは厳しい、いや無理でしょう(私も当然できません)
タラレバではありますが安価な時でも一定金額で買い付けるため、利益はそこそこしか上げることしかできません
2、何も考えず機械的に買い付けるため投資家として成長できない
決まった日に「はい、いくら」と買付、または自動で引き落としなどしていると、株価や相場もほとんど気にならず見ないのではないでしょうか?
自分の命の次に大切なお金をですよ!!
私はこれが一番大きな問題ではないか?と思っています
しかし先程の高値・安値がわからずとも自分なりに買いつける基準などを作ることはできませんか?
例えば配当利回りもひとつです
UFJフィナンシャルグループを見てみましょう
配当はどちらも18円(年間)
私は3%以上を目安にしています
18円÷900円=0.02 2%
18円÷430円=0.0418 4.18%
3%の目安を超えた
そして4%を超えたことにより、利回りがピークの2倍となったため買おう!などと考えれるなど・・・
あとはこの下落が実は今が買い時な割安株か?その判断ができていればどうでしょう?
それがわからない方は【割安株おすすめの見つけ方】を参考にこれから投資家としての一歩を踏み出してもらえたら私はうれしいですね
まとめ
一度に大量に買い付けるのではなく、時間をかけてゆっくりと一定金額で買い付けるため、大きく損失を出す確率が少ないのがドルコスト平均法
しかし機械的に買い付けるため
大きく利益を出せない
投資家として成長しない
ドルコスト平均法や投資信託のような他人任せや相場の状況を考えない投資ってどうでしょう?
やっぱり大切な資産を増やすために自分で考えて考えて考えぬくからこそ、大きな資産を築くことができるんじゃないでしょうか?
ただ失敗や破産を恐れて積極的に売買ができないって人は株初心者必見!破産しない買い方・やり方、これさえ守れば大丈夫!を見たら少しは恐怖がやわらぐかも??