逆張り好きのあなたが株を買った後に、株価下落で不安に悩まされないための1ページ。
私の読み方、買うタイミングの考え方は2020年1月から始まったコロナショックで大きな損失を出さず、絶妙のタイミングで買い向かい利益を上げることが出来ました。
しかし個人投資家の多くは2月中旬ごろから、ここぞとばかりに買いに走った逆張り派の人は、さらに株価が下落して含み損を多く抱えた人、最悪は信用取引で強制退場となった人もいるのではないでしょうか?
そんな人には参考にしてもらいたい。
大暴落時の株を買う判断材料(暴落終わりの見極め)、買い方
そしてコロナショックで大きく下落したことにより、割安株となったがリバウンドが期待できる銘柄を紹介したいと思います。
Contents
逆張り派が株を買う判断材料
これはテクニカル分析による指数と、ファンダメンタルズ分析による今の市場心理をしっかり足し算して、ここから大きく下がらず反発するだろうと判断できた時。
テクニカル分析による指数からの判断
買われすぎ、または売られ過ぎを見極める指数はたくさんありますが、私が参考にしているものは下記になります。
①騰落レシオ
株式市場の値上がり銘柄数と値下がり数の比率から見極める指標になります。
これは100%を基準として判断します。
買われすぎ・・・120%以上
売られすぎ・・・70%以下
そして日数もありますが、私の場合(25日)を参考にしています。
最新情報が見れるページはこちら、日経平均比較チャート
②移動平均乖離率
現在の株価と移動平均線を比較して、どれくらい離れているのかを数値で表したものになります。
これは0%を基準として判断します。
買われすぎ・・・ プラス5%以上
超買われすぎ・・プラス10%以上
売られすぎ・・・ マイナス5%以下(ちょっとした悪いニュースがあった時)
超売られすぎ・・マイナス10%以下(リーマンショック級の事件や、東日本大震災などの事故があった時)
そしてこちらも日数がありますが、私は25日を参考にしています。
なぜならこれは、あのジェイコム男さんが指標として資産を築いたひとつですから!
最新情報が見れるページはこちら、投資の森
③移動平均線に株価がタッチしたところ
これは文章そのまま
株価が移動平均線(200日)にタッチしたところですね
※期間は1年を指定
これを意識している機関、個人投資家は多いのが特徴
次によく見てください!
この線付近で下ひげが何度も発生していることから、反発に期待して「買い」を入れたものの損失を出してしまった人が多いと考えられますね。
そして期間をもっと広げてみることも必要なんです。
5年間にした場合、株価はこの線にタッチしていない。
タッチしているところは大きく2か所
2016年6月・・・・・ブレグジット
2018年12月末・・・米中貿易摩擦による経済失速の中、FOMC(米国連邦公開市場委員会)にて利上げを決定したため
どちらも大きく市場心理が悪化した時であることは参考にしたい。
従って普段は期間を1年、大きく市場心理が悪化しているのか?と予想する時は5年にするといいかも?
④「金額」ではなく「割合」を見る
単純に1000円下がった!とはいっても、
10000円からの1000円下落であれば10%
3000円からの1000円下落であれば33.3%
ここで最近の下落した時を確認してみましょう。
・2018年12月の暴落
約22700円(同年12月)ー18948円=3752円
3752円÷22700円=16.5%
さらにこの年の最高値24448円の場合
24448円(同年10月)ー18948円=5500円
5500円÷24448円=22.5%
・2016年ブレグジット
17613円(同年4月)ー14864円=2749円
2749円÷17613円=15.6%
どちらも10%以上の下落でした。
そして今回の下落額を確認。
2月6日につけた日経平均株価23995円を天井とした場合、22000円まで下落した金額は
23995円ー22000円=1995円
これだけを確認すると大きく下落しました。
しかし割合を確認すると、
1995円÷23995円=8.3%
同年1月17日につけた今年の最高値24115円の場合
22000円÷24115円=2115円
2115円÷24115円=8.8%
実は10%未満であることに気づいて欲しい
これを私は確認していたため、まだ下がるのでは?との思いから買わずに様子見を決め込んでいました。
ファンダメンタルズ分析による市場心理からの判断
経済がいい業績がいいといっても、大きな事件や事故があれば経済は悪化すると判断されてしまい、リスクオフの流れとなって株価は下落。そして為替(米ドル/円)は円高へと働きます。
ここでいつどのようなことがあった時、大暴落相場となったか振り返ってみましょう。
週間ベースでの下げ幅(1923年以降)
・リーマンショック(2008年10月 18%)
・世界恐慌①(1933年7月 16%)
・米同時多発テロ(2001年9月 14%)
・第2次世界大戦(1940年5月 14%)
・世界恐慌②(1929年 13%)
・ブラックマンデー(1987年10月 13%)
※バフェット太郎さんのブログより引用
・経済の悪影響を世界中に与えてしまい、いつ復活するのかわからない。
・紛争が起こり、経済がどうなるのか?と考える以上に生きていけるのか不安になってしまう。
といったものではないでしょうか。
こんな状態であれば、個別の企業でいくら業績がいいとはいっても、一時的には不安視されてリスク資産は必ず売約されてしまいます。
コロナウイルスの場合はどうでしょう?
・世界中に蔓延してしまった→どこまで広がるのか不安で仕方ない
・イベントなどは自粛→売上激減
・他人へうつしてはいけないため自宅待機する人が多数→給料が入らないため消費できない
※中国では工場が稼働しても物流がストップなど、製造ができても納品することが出来ない問題が発生しています。そして日本を含めて中国に依存する国は多く、機械などを販売できないため業績悪化は免れないのは想像できます。
今回の場合、週間の下げ幅は12.4%
ここらで下げ止まるような気もしますね。
しかしどこまで下がるのかわからないため、次は買い方について考えたい。
大暴落時の買い方
持っている資産を一度に全部つっこんではいけません。
上がればそれでいいのですが、買った後も下がり続ければ動くことが出来ませんね。
じゃあどうするのか?
そう分散投資
ただ同じ額を分散するのではなく、
最初は資産の10%、次は20%、そして40%・・・下がるほど重みを上げていきましょう
参考までに2つの平均買付金額を比較してみましょう
買付条件
株価1000円から100円下落するごとに購入
合計株数は6株とする
①2株ずつ購入
900円×2=1800円
800円×2=1600円
700円×2=1400円
(1800円+1600円+1400円)÷6=800円
②1.2.3株と分けて購入
900円×1=900円
800円×2=1600円
700円×3=2100円
(900円+1600円+2100円)÷6=767円
差額 800円ー767円=33円(4.1%)
これを1.2.4.8など倍々で上げていくと平均買付金額は下がります。
コロナウイルスで大暴落したがリバウンドに期待できると思われる銘柄
みなさんお待たせしました!
業績が良くても今回の騒動により株価は大きく下落してしまったが、ファンダメンタルズが改善されるとリバウンドに期待できるのでは?と思われる銘柄を紹介
※これを参考に購入して損失を出してしまってもその責任は負いませんのであしからずご了承願います。
株価は2020年2月28日を基準
株主優待は取得最低単元数を記載
上新電機(8173)
株価 1801円
配当 50円(2.78%)
株主優待内容 全株主 買物優待券(2000円毎に200円割引になる券)
総合利回り 280%
これはなんと、全株主がもらえます。
ということは「1株」あればもらえるんですよ!
投資初心者にはまずこの銘柄から始めてもらいたい
そんな上新電機の銘柄詳細はこちら
ブロードリーフ(3673)
株価 443円
配当 13.2円(2.98%)
株主優待内容 500株 VISAギフトカード5000円分
総合利回り 5.23%
業績が右肩上がり、経常利益率が10%以上、増配を継続中
調子がいいのに株価が下落している銘柄のひとつ
ブロードリーフ銘柄詳細はこちら
クリヤマホールディングス(3355)
株価 632円
配当 21円(3.32%)
株主優待内容 200株 クオカード1000円分
総合利回り 4.1%
2020年度の業績予想は2019年と横ばい
ただし増配は継続中、その配当性向は20%程度であるため減配の可能性は低い
また2年前に株式分割および株主優待を新設、今の市場は東証二部
そろそろ市場変更→株価アップが見込めるか?
クリヤマホールディングス銘柄詳細はこちら
岡部(5959)
株価 760円
配当 28円(3.68%)
株主優待内容 100株 クオカード500円分×2
総合利回り 5.0%
業績は2017年を底に上昇中
株価10万円未満、配当性向は33.0%と低いため、投資初心者にオススメしたい一つ
岡部銘柄詳細はこちら
ヤマハ発動機(7272)
株価1728円
配当 90円
株主優待内容 100株 1000ポイント付与(1P1円として算出
総合利回り 5.78%
業績は横ばいですが株価に元気なし。
私基準の割安株を大きく上回り、移動平均乖離率が反発を期待できる10%以下になっています。
エクセディ(7278)
株価 2017円
配当 90円(4.46%)
株主優待内容 100株 カタログギフト3000円相当
総合利回り 5.95%
今年の業績は残念ながら前年比マイナスで着地
ただ株主優待内容は個人投資家に大人気のカタログギフト
私もいただいていますが、1000種類以上ある中から選ぶのは楽しいですよ。
続いては米国株
こちらは高配当株がぞろぞろ、さらに連続増配を更新している企業が多数あることをご存知ですか?
そんな中から超オススメしたいものを紹介
ただ残念ながら株主優待はありませんのであしからず
AT&T(T)
株価 35.22ドル
配当 2.08ドル(5.82%)
世界において電機通信、メディアおよび技術サービスの提供に従事する持株会社。
不景気だからと電話を解約する人はいないでしょう。
従って安定した収入は見込めると想像できます。
気になる配当は連続増配を35年継続中、そして増配率は毎年2%程度
知らないうちに配当利回りが6、7%と上昇してそうですね。
エクソン モービル(XOM)
株価 51.44ドル
配当 3.48ドル(6.98ドル)
アメリカにおいて最大手のエネルギー会社、世界200カ国以上で事業を展開
石油産業の上流部門60%(採鉱・開発・生産)から下流部門40%(精製・販売・輸送)
そして石油のイメージが強いのですが、天然ガスも扱っています。
こちらも不景気だからと石油やガスを使わなくなるとは考えにくいですね。
ただ不景気により需要は落ち込み、一時的に業績は悪化するでしょう。
しかし長い目で見れば物価上昇につれて、株価もいずれ復活すると考えられます。
気になる配当は連続増配を36年継続中、そして増配率は毎年2~17%
こちらは買って保有したまま気がつけば、配当利回りが10%以上になる日が近いかも 笑
ここから下は今すぐではなく、株価がもう少し下がったところを買いたい銘柄を紹介。
買いたい目安の金額も記載しました。
都築電気(8157)
株価 1198円
配当 39円
株主優待内容 100株 カタログ商品1000円相当
総合利回り 4.09%
業績はしっかりと上昇して増配を継続中。
こちらは2018年に株主優待を実施、そして現在の市場は東証2部。
市場変更→株価上昇を期待できる銘柄のひとつ。
これらを考慮して買いたい目安金額 1000円以下
都築電気銘柄詳細はこちら
日本管財(9728)
株価 1783円
配当 50円(2.80%)
株主優待内容 100株 カタログギフト2000円相当×2
※3年以上の長期保有の場合、3000円相当へアップ
総合利回り 5.04%(6.16%)
業績はゆっくりと上昇
そして事業内容から今後も安定した収益を上げると私は予想できます。
株主優待は年2回もらえるカタログギフトはここぐらい。
その総合利回りは5%、3年以上になれば6%を超えまるため、100株を保有して応援したい銘柄ではないでしょうか?
これらを考慮して買いたい目安金額 1700円以下
日本管財銘柄詳細はこちら
キリンホールディングス(2503)
株価 2075円
配当 65円(3.13%)
株主優待内容 100株 自社製品1000円相当
総合利回り 3.61%
これだけ大きな企業につき、今後の業績アップは見込めないでしょう。
しかしビール業界NO.1につき、これからも安定した業績を見込めると考えられます。
従ってこちらも100株保有して長期で応援したい銘柄ではないでしょうか?
これらを考慮して買いたい目安金額 2000円以下
まとめ
大暴落の大底を見分けるには
①テクニカル分析の指数から判断する場合
・騰落レシオ(25日) 70%以下
・移動平均乖離率(25日) マイナス10%以下
・移動平均線(200日)にタッチ
大きな悪材料なし・・・期間を1年
今回のような大きな材料あり・・・期間を5年
・下落した金額ではなく、割合を確認 10%以上
②ファンダメンタルズ分析による市場心理から判断する場合
リーマンショックや米同時多発テロなど、経済がどこまで悪くなるのかわからない?
これから紛争が起こるかもしれない?
そう思われた時は大きくリスクオフへ働きやすい
これは企業業績が良くても株価は下がってしまいます。
大暴落時の買い方
一気に買うのではなく分散投資
さらに均一ではなく、下がるほど株数を増やして平均購入単価を下げる
最後に私の直近の株価予想
株価が移動平均線(200日 期間5年)をまだタッチしていない。
今年高値から10%以上下がっていない
コロナウイルスの騒動がまだ落ち着いていない
以上によりもうひと段落あってもおかしくないと思われます。
市場への参戦は、日経平均株価20000円そして、NYダウ23000ドルへタッチした時は積極的に行きたいと思います。
ただし、コロナウイルス騒動が収束しそうな雰囲気を感じ取れば少しずつ買っていく予定。
ここまでを読んでいただいたあなたの資産運用がプラスに働くことを願っています。
ウォーレン・バフェットは言っていました。
1ドルの価値あるものを見極めて、50セントで買えるようにしましょうと・・・
そう今回の下落にした多くの銘柄でも、買い時である「割安な物」または「まだまだ高いもの」色々あります。
これらを見分ける方法知りたくありませんか?