【2026年9月16日版】本日発表の株主優待情報まとめ|長期保有優遇とホテル優待拡充に注目

株主優待の新設や拡充、変更は、個人投資家にとって気になるニュースのひとつです。
そこで今回は、2026年9月16日にIRで発表された株主優待関連情報を抽出し、各社の開示資料まで確認して内容をまとめました。
本日は2社から発表あり。
ホリイフードサービスは、既存優待に1年以上の長期保有優遇を追加し、さらに1,000株以上を対象とした「クルーズ旅行」の抽選優待を新設。
霞ヶ関ホテルリート投資法人は、ホテル宿泊割引券を3,000円から5,000円へ増額し、新たに無料宿泊券の抽選優待も追加します。
それでは内容を確認していきます。
① ホリイフードサービス(3077)|長期保有優遇+クルーズ旅行抽選を追加
ホリイフードサービスは、関東を中心に「隠れ菴 忍家」「常陸之國 もんどころ」「牛タンうま囲」など複数ブランドの外食店舗を展開する会社です。オリジナル業態に加えて、「赤から」などのフランチャイズ事業も行っています。
9月16日、現在の株主優待制度をさらに拡充すると発表しました。
今回のポイントは大きく2つあります。
① 1年以上継続保有する株主へのボーナス優待
② 1,000株以上を対象としたクルーズ旅行抽選の新設
です。
現在の株主優待
基準日は毎年11月末です。
500株以上の株主は、「ジャパネットギフトカード」または「ホリイフード食事券」のどちらかを選択できます。
| 保有株数 | ジャパネットギフトカード | ホリイフード食事券 |
|---|---|---|
| 500株以上 | 10,000円相当 | 15,000円相当 |
| 700株以上 | 20,000円相当 | 30,000円相当 |
| 1,000株以上 | 50,000円相当 | 75,000円相当 |
| 1,500株以上 | 75,000円相当 | 110,000円相当 |
| 2,000株以上 | 100,000円相当 | 150,000円相当 |
この部分については、1年未満の保有株主は今後も基本的に同じ内容です。
1年以上保有すると優待額が増加
今回の拡充では、1年以上継続保有すると優待額が増えます。
| 保有株数 | ジャパネットギフトカード | ホリイフード食事券 |
|---|---|---|
| 500株以上 | 11,000円相当 | 20,000円相当 |
| 700株以上 | 22,000円相当 | 35,000円相当 |
| 1,000株以上 | 55,000円相当 | 85,000円相当 |
| 1,500株以上 | 82,500円相当 | 125,000円相当 |
| 2,000株以上 | 110,000円相当 | 165,000円相当 |
例えば500株なら、食事券は従来の15,000円から20,000円相当へ増加。
1,000株なら75,000円から85,000円相当になります。
「1年以上継続保有」とは、5月末と11月末の株主名簿に、同一株主番号で対象株数以上を3回以上連続して記載・記録されることが条件です。
ただし初回となる2026年11月末については経過措置があり、2026年5月末と11月末の2回連続で確認できれば、長期保有優待の対象になります。
1,000株以上なら「日本一周クルーズ」の抽選も
さらに今回、かなり目を引く特別優待が追加されました。
2026年11月末時点で1,000株以上保有する株主には、
1,000株ごとに1枚の抽選券
が付与されます。
応募者の中から抽選で5組10名に、
「クルーズ船による日本一周旅行・南国旅行」
が贈られます。
例えば2,000株なら抽選券2枚、3,000株なら3枚という仕組みです。
なお、このクルーズ抽選は2026年11月末を基準日とする特別優待です。通常の毎年継続する優待と同じものとして考えない方がよいでしょう。
私が気になったポイント
ホリイフードサービスは、もともとの優待額自体がかなり大きい銘柄です。
今回さらに、
長く持てば優待額アップ
という仕組みを追加したことで、会社側が短期的な優待取得ではなく、中長期で株を持ってもらいたい姿勢がより明確になったと思います。
一方で、最低でも500株必要です。
「優待額が大きい」という数字だけを見るのではなく、
500株取得するためにいくら必要なのか
まで確認して判断する必要があります。
また、日本一周クルーズは非常にインパクトがありますが、抽選は5組10名だけです。
したがって、
「クルーズ旅行がもらえるから買う」
ではなく、
通常優待+長期保有優遇を基本として考え、クルーズ抽選は追加のお楽しみ程度に見るのがよさそうです。
② 霞ヶ関ホテルリート投資法人(401A)|ホテル割引3,000円→5,000円へ
もう1件は、霞ヶ関ホテルリート投資法人です。
こちらは通常の株式会社ではなく**J-REIT(不動産投資法人)**です。
そのため厳密には「株主優待」ではなく投資主優待となります。
霞ヶ関キャピタルをスポンサーとするホテル特化型REITで、「fav」「FAV LUX」「seven x seven」など、複数人で宿泊しやすいホテルを中心に投資しています。
2026年7月期は1口につき3,000円
まず2026年7月期については、従来どおりです。
1口につき3,000円分のホテル宿泊割引券
がもらえます。
ただし、1人につき最大10回分が上限です。
対象ホテルには、
fav 高松
fav 飛騨高山
fav 伊勢
fav 熊本
fav 函館
fav 東京西日暮里
FAV LUX 長崎
seven x seven 糸島
seven x seven 石垣
など15施設があります。
1泊につき利用できる割引券は1回分です。
2027年1月期から5,000円へ増額
今回の大きな変更は、2027年1月末基準分からです。
1口につき、
3,000円 → 5,000円
へ増額されます。
こちらも最大10回が上限なので、10口保有していれば額面上は最大50,000円分の宿泊割引券となります。
なお、これはホテル宿泊料金そのものが無料になる券ではありません。
1泊につき1回5,000円を割り引く仕組みで、宿泊料金との差額は支払う必要があります。現金への換金もできません。
10口以上で「無料宿泊券」抽選も新設
さらに2027年1月末時点で10口以上保有する投資主を対象に、新しい優待が追加されます。
抽選で12名に、
指定ホテルの日付指定無料宿泊券
が当たります。
対象予定には、
seven x seven 石垣
seven x seven 糸島
FAV LUX 長崎
FAV LUX 飛騨高山
FAV LUX 鹿児島天文館
fav 函館
fav 東京両国
などがあります。
スイートルームなども対象予定となっており、通常の5,000円割引とはかなり性格の違う優待です。
私が気になったポイント
今回はこちらの拡充もかなり分かりやすいです。
3,000円→5,000円
なので、1口保有者でも優待価値が増えます。
また、株式優待では500株、1,000株など多くの株数を必要とする制度もありますが、霞ヶ関ホテルリートでは1口から宿泊割引券の対象になります。
ただし、ここで注意したいのが、
「5,000円分=現金5,000円と同じ」ではない
ということです。
対象ホテルに実際に宿泊する人でなければ価値は低くなります。
逆に、
旅行が好き
favやFAV LUXを利用してみたい
分配金を受け取りながらホテル優待も楽しみたい
という人には、使いやすい優待だと思います。
また、IRでは分配金利回りと優待券額面を単純合算した参考数値も掲載されていますが、会社自身もその数値は実際の利回りとは異なると明記しています。優待利回りだけを見て判断しない方がよいでしょう。
③ 2026年9月16日の株主優待情報まとめ
本日は2社から株主優待・投資主優待に関する発表がありました。
| 銘柄 | コード | 発表内容 | 注目ポイント |
|---|---|---|---|
| ホリイフードサービス | 3077 | 拡充 | 1年以上保有で優待増額+1,000株以上でクルーズ抽選 |
| 霞ヶ関ホテルリート投資法人 | 401A | 拡充 | 宿泊割引3,000円→5,000円+無料宿泊券抽選 |
今日は発表数こそ2件でしたが、どちらも内容としてはかなり特徴的でした。
ホリイフードサービスは、
「長く持つほど優待が増える」
という長期保有型へさらに一歩進んだ制度。
霞ヶ関ホテルリートは、
「実際にホテルを利用する投資家ほど恩恵を受けやすい」
優待へ拡充された形です。
特に今日の2銘柄から分かるのは、
優待額の大きさだけでは判断できない
ということです。
ホリイフードサービスなら必要株数。
霞ヶ関ホテルリートなら、実際に対象ホテルを利用するかどうか。
ここまで見て初めて、自分にとって本当に価値のある株主優待なのかが分かります。
本日のように発表数が少ない日でも、IRを確認すると意外に大きな制度変更が含まれていることがあります。
今後もその日に発表された株主優待情報を確認し、**「何が変わったのか」「どこに注意すべきか」**まで分かるように整理していきます。
※本記事は2026年9月16日に公表された各社IR資料等をもとに作成しています。株主優待・投資主優待制度は今後変更される可能性がありますので、実際に投資する際は必ず最新のIRをご確認ください。
※本記事は特定銘柄の購入を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。





