新設株主優待の分析

フジシールインターナショナル(7864)の株主優待はお買い得か調べた

2017年12月22日に新設された株主優待銘柄のフジシールインターナショナルは、株主優待と企業内容からお買い得な銘柄か?

そして安心して保有できるかを調べ検討した結果を私なりにまとめ記載しました

 

Contents

株主優待内容

3月権利

保有株数に応じてクオカードがもらえます

100株  2000円分

1000株 5000円分

 

長期保有による優遇あり

1年以上   3年以上

100株  3000円分  5000円分

1000株 8000円分  15000円分

 

株主優待制度新設の目的は、「株主の皆様の日頃からのご支援に感謝するとともに、当社株式への魅力を高め、より多くの株主様に中長期的に当社株式を保有していただくこと」となっています

 

業績

単位(百万円)1株は円

業績       売上高   経常利益 1株益 1株配当

2013.3    98,947    8,279   91,6     20

2014.3  121,015  10,047   95,5     20

2015.3  131,008  10,054   79,1     21

2016.3  138,488    8,400   73,6     21

2017.3  141,977    9,993   99,3     22

2018.3  154,724  10,998  108,9    23

2019.3  160,000  12,500  122,7    27

2020.3  165,000  14,000  140,2  27~28

※2019,20年は予定

 

投資指標と財務

現在の市場 東証1部

PER  31.42

PBR   2.37

自己資本比率 62.0%

利益剰余金  78,589百万円

有利子負債  13,703百万円

ROE       7.2%

営業CF      181億円

投資CF      ▲83億円

財務CF      ▲49億円

時価総額   2,568億円

 

 

まとめ

 

株主優待を新設以降、業績はゆっくりと上昇そして少しずつですが増配を継続

応援したくなる銘柄ですが、新設時の株主数が2000人程度だったこと。最近長期保有者を優遇する制度を設けた銘柄は改悪される傾向にある

権利取得に約40万円必要

これらから積極的に権利を取得して、長期で応援するのは控えた方がいいかも?

 

以下、株主優待新設時に私が評価した内容です

売上高はゆっくりと右肩上がり

経常利益もプラス増加を見込んでいる

しかし現在の市場は東証1部ですが、株主数が2046名と条件のひとつを満たしていない

今回株主優待を新設したのは株主数確保のためか?

そうであれば条件を満たしたとき廃止がありえるかも??

これらを考慮すると積極的には取りに行けないと私は考えられます

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