今回は日本株を売買していると必ずと言っていいほど出てくるこの2つの言葉
日経平均株価とTOPIX
みなさんも全体的な株式相場の流れ、上目線や下目線の目安としてよく使われていると思いますが、その算出方法詳細など突っ込んでみると私はしっかりわかっていませんでした
従って、改めて理解するため
そしてみなさんの参考となるよう、私なりにまとめてみましたのでよろしければご覧ください
Contents
日経平均株価とは(別名、日経225)
日本の株式市場では2021年現在、東証1部へ上場している企業が現在約1700社あります
その中から、日本経済新聞社が225銘柄(日本を代表する企業が多い、定期的に入替が行われる)を選び出しダウ式平均株価で算出した株価をいいます。
単位は(円、銭)
注意点
225銘柄がすべて平等に割合を占めているか?といえばそうじゃないんですよ
ある銘柄が大きく上下すると、日経平均株価に影響を与えるもの(寄与度)があります
その銘柄と構成率は・・・
1位 ファーストリティング9983 6.6%
2位 KDDI9433 4.53%
3位 ファナック6954 4.24%
4位 ソフトバンク9984 4.23%
5位 京セラ6971 2.36%
6位 ダイキン工業6367 2.02%
※あとは1%にも満たない銘柄です
ほとんどの企業が一度は聞いたことのある会社名ではないでしょうか?
ファーストリティング(ユニクロ)ってすごいんですねぇ~全体の6%ですか!
この1社が2、300円動くと日経平均株価へ大きく影響を与えることがよくわかります
従って、日経平均株価が下がっていても、ほとんどの銘柄は少しプラスなんだけど何があったんだろう?と思った時はこれら大きく構成率を占める銘柄の株価を確認するといいかもしれません
TOPIXとは
東証1部へ上場したすべての銘柄(1700社)の時価総額合計を、それらの銘柄数で割って出てきた数値をいい、東京証券取引所が発表しています
TOPIXの時価総額は、1968年1月4日の全銘柄を100としています
それから約50年経過した現在は1000ポイントを超えました。
従って、日本の経済は大きく発展したことがここらわかるんじゃないでしょうか?
名前の由来は東証株価指数(Tokyo Stock Price Index)の文字から取っています
単位は(ポイント)
注意点
TOPIXへ影響を与えるものはズバリ「時価総額」!
従って、時価総額の大きい会社に変動があると動きやすいのがわかります
しかし、日経平均株価のように1社だけで大きく変動するようなことがないため、全体の良し悪しを長い目で見極める目安として使うといいんじゃないでしょうか?
時価総額の大きい会社(2016年4月現在)
1位 トヨタ7203 18兆円
2位 NTTドコモ9437 10.2兆円
3位 NTT9432 9.9兆円
4位 JT2914 9.4兆円
5位 KDDI9433 8.1兆円
6位 三菱UFJ8306 6.9兆円
7位 ソフトバンク9984 6.8兆円
※参考までに先程1位のファーストリティング9983はこちらでは30位 2.8兆円でした
1位トヨタは18兆円ですが、この1社が大きく動いても全体へ与える影響が小さいことがこれでわかりますよね?(倒産したら別ですが・・・)
まとめ
日経平均株価は東証一部の銘柄から一部を抽出して、それらは定期的に入替あり
寄与度の大きいものが大きく変動するとその株価全体に影響を与えます
従って、日本を代表する銘柄の短期的な人気の目安としてとらえるといいかもしれませんね
次にTOPIXは東証一部すべてを見ており、一社だけの大きな変動でも数値へ影響を与えることはありません
従って、これは株式相場全体の元気具合の目安とするのがいいと思います
もしよろしければ次は、
【デイトレードについて考える】をご覧頂ければと思います