割安株は3つの指標で見分ける。
探すのは証券会社のスクリーニング機能を使う。
この2つを上手く使うと簡単に3分以内で見つかります。
そしてあなたの知っている銘柄や気になった銘柄に対して詳しく調べるのはどうでしょう?
気になる3つの指標、
そして証券会社が無料で提供しているスクリーニング機能を実際の画面で解説します。
私はこれでたくさんのお宝銘柄を発見することが出来ました。
割安・割高をどう判断したらたらいいのかわからなかったあなたも、これを最後まで読めばこれからきっと簡単に見つけることができますよ。
Contents
割安株(バリュー株)とは
資産価値や業績から本来考えられる理論株価より低くなっている、すなわちお買い得なバーゲンセール状態の株
さらに今後下がることは少なく、株価上昇が見込めるため「損小利大」となりやすい株をいいます。
こんな株の売買方法を「バリュー投資」とも言われています
参考までに下記のものは割安株とは言わないので気をつけて!
・以前の株価下値は1000円で何度も反発していたものが500円になった
・1株100円未満だから(これはボロ株といいます)
・同業種と比較して割安
上記に該当する銘柄を掴んでさらなる下落で損失をしないよう、マイルールを定め判断して、トータルで損失せず日々株式投資に取り組めています
3つの指標から割安株の見分け方(マイルール)
これは、株価収益率(PER)、株価純資産倍率(PBR)、配当利回り
上記3つの指標で不安な時は、株主優待のある銘柄を選びましょう。
1.株価収益率(PER)
企業が発行した株で、どれだけ効率よく儲けることができているか?
これを判断するための指標になります
計算方法は、現在株価÷一株当たりの利益(EPS)
効率よく稼いでくれたら、株主へ還元されるのは当たり前では?
従って、有名な銘柄などはここがすでに高い状態であることが多いですね
一般的にPERは15%以下が望ましいと言われています。
これらを踏まえて私の基準
・10%以下
2.株価純資産倍率(PBR)
これは、会社の財産を一株あたりにした場合の倍率はいくらですか?といったもの
計算方法は、現在株価÷一株当たりの純資産(BPS)
ここで面白いのは、
純資産が多いと1倍以下になりその時に、万が一会社が倒産して株主への還元が行われたとすると、株価以上にお金が返ってくる・・・なんてこともあることは頭の片隅に入れて欲しい。
しかし、資産でありそれが現金でなく株券や不動産であれば評価は年によって大きく変わることあり
また、たくさんの資産があるのに「なぜリスクを取ってもっと運用に廻さない!」など株主から批判されることもあります。
これらを踏まえて私の基準
・1.0%以下
3.配当利回り
これは上記二つと異なり簡単
企業から出る年間配当を、購入した時または購入しようとする株価で割ったものです。
例)株価1000円 年間配当10円
10円÷1000円=0.01
従って配当利回りは、1%になります
ひとつ気を付けて欲しいのは
「配当利回りがいい企業は疑ってください」
配当はどこから出ますか?
ほとんどが利益から出ます(中には赤字で会社の金庫からも出しますが・・・)
本来なら利益の一部を配当に充てるのですが、企業によってはたくさん還元して手元に残っていない企業もあります。
そのようなところは、業績が悪くなるとすぐに減配もありえるので、飛びつくのは厳禁!
こんなリスクのある銘柄を掴まないためには、配当性向を確認しましょう。
配当性向とは、一株当たりの配当÷利益
これが50%を超えると、毎年安定して同額以上に出すことが厳しく、業績が悪くなると減配するところが多いですね
これらを踏まえて私の基準
・4%以上(株主優待なしの場合)
・3%以上(株主優待ありの場合)
上記配当利回りにプラス配当性向50%、できれば30%以下が望ましい
これらをひとつの画面で見やすくしているのがSBI証券
個別銘柄を表示すると
EPS・BPS・配当をもとに現在株価から算出されて、最新のPER・PBR・配当利回りが自動で表示されます。
この時の「みずほ銀行」は先程紹介した3つの指標に入るため、割安株と判断できますね!
4.株主優待のある銘柄
これすごく重要なのでもう一度言いますよ
株主優待のある銘柄
(特に個人投資家に人気のあるもの)
それはなぜか?
といいますと・・・
個人株主による下値支え
これがあるから大幅下落はしにくいのです。
個人投資家は株価が下がっても、マイナスを受け入れることができない
いわゆる損切をしない、いやできないといった方がいいか?
そんな生き物(詳細はプロスペクト理論を参照してください)
だから株価が下がっても、また上がるだろう?
今売ったら損だ!
といった感じで私個人の感覚ではありますが、値崩れすることが少ないように思えます。
それではひとつ参考までに、個人株主に大人気の銘柄である日本マクドナルドHDを見てみましょう
※割安株ではないですが、個人投資家には人気があることがわかると思います
2016年3月から3年振り返ったチャートです。
過去2年くらい不祥事が何度も発生、そして赤字決算もしました。
その都度、株価は下へと一時的に反応しますが案の定、数か月後には2600円付近まで復帰しています。
じゃあ2500円付近で買おう!なんてことも想定できますね
これに先程の「マイルール」が当てはまると本当に強い!
一時的にマイナスとなっても、長い目で見るとプラス(利益)へと変身する銘柄を私はたくさん発見することができました
これで割安株を見分ける方法はわかったと思います。
次は3つの指標から割安株を探すスクリーニング機能(ふるい分け)の操作方法を解説
スクリーニング機能を使って割安株を探す
ネット証券が無料で提供しているスクリーニング機能(ふるい分け)が超便利で簡単!
中でも私が愛用しているSBI証券の操作が超簡単、詳細は下記を参照してください。
先程のマイルールで決めた各数値を入力して最新の割安株を探してみましょう。
すると下記のように検索条件にヒットしたものが出てきます
今回の場合、47件の銘柄が簡単に見つけることができましたね。
これを読んで割安株をたくさん見つけたと思ってすぐに買うのもいいのですが、超割安株タイムがあることも知って欲しい
それは、ファンダメンタルズが悪くなり、ほとんどの株価が下落した時
そんな時は、業績がいいのに全体の下落に巻き込まれてしまう銘柄が必ず出てきます!
従って、優良企業や買いたい企業を日々監視して、上記のような時に買い向かう逆張りも面白いですね。
この買うタイミングの買い方もルールを作ってみました。
ここまで読んだあなたは、割安株の判別やスクリーニング機能の操作を理解したことにより、売買銘柄はある程度分かったと思います。
ただこれを頭の片隅に入れて、すぐになんでも買うことはやめて欲しい
休むも相場
これは株の格言で有名な言葉
株価がドンドン上昇して買うものがなくなり、いつまで経ってもスクリーニング機能で該当する割安株が発見できないため
・何日も売買していない
・何の銘柄も持っていない
こんなときについつい出てしまう悪い病気
ポジポジ病
株式投資を行い慣れてくると、どうしても我慢ができず売買したくなる時があります。
そしてダメとわかって買った結果「高値掴み」をやってしまうんですよねぇ~
恥ずかしながら私は今だにこの病気を克服することができません 笑
根気のあるみなさんはマネしたらダメですぞ!
まとめ
割安株とは
・資産価値や業績から本来考えられる株価より低くなっている、すなわちお買い得なバーゲンセール状態の株
・さらに今後下がることは少なく、株価上昇が見込めるため「損小利大」となりやすい株である
下記のものは割安株とは言わない
・以前の株価下値は1000円で何度も反発していたものが500円になった
・1株100円未満だから
・同業種と比較して割安
見分け方判断基準値(マイルール)
・株価収益率(PER) 10.0%以下
・株価純資産倍率(PBR) 1.0%以下
・配当利回り
4.0%以上(株主優待なしの場合)
3.0%以上(株主優待ありの場合)
上記プラス配当性向50%、できれば30%以下が望ましい
・個人投資家に人気があり、株主優待のある銘柄
割安株を探す
スクリーニング機能を使えば一瞬
割安株が見つかりやすい時
・業績が悪いのではなくファンダメンタルズが悪くなった時
そして株主優待銘柄ならさらに勝率アップ、その仕組みや得する権利獲得方法を知って欲しい
あなたもこれでお宝銘柄を早く発見して資産を大きく増やすことが出来るかも?