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初心者でも真似できる!ZAIを使った“お宝銘柄”の探し方【割安株投資の実践例】

「お宝銘柄って、どうやって見つけてるんですか?」
これは投資仲間からよく聞かれる質問のひとつです。

株式市場では、毎日のように「増配」「減配」「上方修正」「優待新設」「優待廃止」などのニュースが発表されています。
本気で全てを追おうとすれば、東京証券取引所(TDnet)を毎日チェックするのが理想ですが、正直そんな時間はなかなか取れませんよね。

そこで私が活用しているのが、投資情報サイト 「ダイヤモンドZAI(ZAIオンライン)」 です。
トップページ左下の「最新記事!」では、個人投資家が知りたい増配・業績修正・優待関連のニュースを、プロ編集者が短くわかりやすくまとめてくれています。

私はこのZAIの情報をもとに、自分のブログでも紹介している**「割安株の基準」**に合致する銘柄をピックアップしています。
つまり「情報はZAIで、判断は自分の基準で」というスタイルですね。

この記事では、

  • なぜZAIが情報収集に最適なのか

  • 私がどのように“お宝銘柄”を見つけているか

  • 忙しい人でも続けられる実践的な方法

について、実体験を交えながら紹介します。
時間のないサラリーマン投資家や、効率よく銘柄を探したい人にとって、きっと役立つ内容になると思います。

 

① 「お宝銘柄」ってどんな株?

お宝銘柄=長期的に報われる株

「お宝銘柄」というと、“短期間で爆上げする株”をイメージする人も多いかもしれません。
でも、私が考えるお宝銘柄はそうではありません。
一時的な人気で上がる株ではなく、企業の価値が地道に成長していく中で、時間をかけて報われる株のことです。

こうした銘柄は、株価が割安なうちに仕込んでおくことで、数年後に大きなリターンを得られる可能性があります。
つまり、“一発勝負”ではなく、“積み上げ型”の投資で手に入るのがお宝銘柄です。

割安・増配・安定がキーワード

お宝銘柄を見つけるうえで注目しているのは、以下のような要素です。

  • 株価が割安(PER・PBRが低い)

  • 増配・安定配当を続けている(累進配当をしっかり宣言している)

  • 自己資本比率が高く(50%以上)、財務健全性がある

  • 株主還元(配当・優待)への姿勢が明確

これらの条件を満たしている銘柄は、市場で見直されるタイミングが来たときに一気に株価が上昇することがあります。
そのため、「今は地味だけど、数年後に花開く」ような株が、私にとってのお宝銘柄なんです。


私の意見
私がこれまで投資してきた中で、“本当にお宝だった”と感じる銘柄は、決して短期間で上がった株ではありません。
むしろ、地味で注目されていない時期にコツコツ買い増ししていた銘柄が、業績の成長とともに株価を上げ、数年後に報われたケースがほとんどです。
お宝銘柄とは「安く買うこと」ではなく、「成長を待てる株を選ぶこと」だと感じています。

② 情報収集の壁:毎日TDnetを追うのは現実的じゃない

東証TDnetには有益な情報が集まっている

株式市場で発表される「増配」「減配」「上方修正」「優待新設」などの情報は、すべて東証が運営する 「TDnet(適時開示情報閲覧サービス)」 に掲載されています。
つまり、本気で“お宝銘柄”を探そうと思えば、TDnetを毎日チェックするのが最も確実な方法です。

しかし、実際には1日に数百件もの開示情報が更新されます。
すべてに目を通すのは膨大な時間と労力がかかり、フルタイムで働くサラリーマンや兼業投資家にとっては現実的ではありません。

情報が多すぎて「取捨選択」が難しい

初心者が陥りがちな失敗のひとつが、「どの情報が重要かわからない」ということです。
たとえば、「業績予想の修正」といっても、上方修正なのか下方修正なのか、内容を見極めるには慣れが必要です。
また、優待の新設や配当の変更も、表面上の数字だけで判断すると勘違いしやすく、実際には大した影響がないケースもあります。

つまり、情報の“量”よりも“質”を見抜く力が求められるのです。


私の意見
私も以前は「全部見れば見逃しがない」と思って、毎日TDnetを開いていました。
でも現実は時間ばかりかかって、結局どの情報が大事なのか整理できない日々が続きました。
そこで気づいたのは、**「すべてを見るより、見る場所を絞るほうが圧倒的に効率的」**ということ。
この考え方をベースに、私はZAIを活用した銘柄探しに切り替えました。

 

③ 私がZAIを使う理由

投資家が本当に知りたい情報がまとめられている

「ダイヤモンドZAI(ZAIオンライン)」は、個人投資家の視点で作られた情報サイトです。
特に便利なのが、トップページ左下にある 「最新記事!」コーナー
ここでは、毎日更新される「増配・減配」「業績修正」「優待新設・廃止」などのニュースが、専門用語を使わずにわかりやすくまとめられています。

これらの情報は、もともとTDnetで公開されている内容をここの編集者が要約したもの。
つまり、重要な開示情報を“選んでくれている” という点が非常に大きなメリットです。

忙しい人でも“5分”で情報を把握できる

私がZAIを使い続けている最大の理由は、短時間で重要な情報を把握できることです。
例えば通勤中や昼休みなど、スマホでさっとチェックするだけで、その日の主要なニュースが一通り頭に入ります。
いちいちTDnetを開いて検索する手間が省けるので、時間のないサラリーマン投資家にはぴったりの情報源と思っています。

情報の信頼性が高い

ZAIの記事は、証券アナリストや編集部が監修しており、根拠がしっかりしていると私は感じでいます。
SNSのように感情的な情報や噂に左右されない点も、長期投資家として安心できる要素です。


私の意見
私は情報収集において「速さ」と「正確さ」をどちらも重視しています。
ZAIはその両方をバランスよく備えていると感じており、特に**“忙しい人でも再現できる方法”**として非常に優秀です。
実際、ZAIで見たニュースから投資候補をいくつも発掘してきました。
この“短時間で成果が出せる感覚”こそ、長く続けられる秘訣だと思います。

 

④ 私のお宝銘柄発掘方法

ステップ① ZAIの「最新記事!」を毎日チェック

私が実践しているのは、ZAIトップページ左下「最新記事!」(https://diamond.jp/zai を活用する方法です。
ここには、毎日のように「増配」「減配」「新設株主優待」「優待内容拡充」など、個人投資家が気になる最新ニュースがまとめられています。
忙しい日でも、朝や昼休みに数分チェックするだけで“お宝候補”を効率よく探すことができます。


ステップ② 「増配」「新設優待」「優待拡充」に注目

ZAIの最新情報の中で私が特に注目しているのは、

  • 増配発表

  • 新設株主優待

  • 株主優待内容の拡充
    の3つです。

この3つは、企業が株主還元に積極的であることを示すサインです。
逆に、「減配」「優待廃止」「内容改悪」は、保有している銘柄の売り判断のサインとして使っています。


ステップ③ 割安株基準に合致しているか確認

気になる銘柄が見つかったら、まずは自分の「割安株基準」に合致しているかを確認します。
その詳細は、過去の記事で紹介しています

割安株を3分で見つける(2つの指標とスクリーニング術)PERとPBRという2つの指標だけで、誰でも簡単に割安株を3分で見つける方法を解説。初心者にもわかりやすいスクリーニング術も紹介!...

ここでは、PER・PBR・配当利回りなどの指標を使って「今の株価が割安かどうか」を見極めています。


ステップ④ 業績は右肩上がりかを確認

割安かどうかを確認した後は、業績の推移を必ずチェックします。
売上高、営業利益、経常利益がすべて少しでも前年比プラスになっているかを確認し、過去5年分の推移を見るようにしています。
この5年間の業績が右肩上がりの企業は、事業が安定しており株主還元にも積極的な傾向が強いです。

もし売上や利益のどれかが大きく落ちている場合は、たとえ指標上“割安”に見えても、実際には下落トレンドの途中かもしれません。
数字の積み重ねが信頼につながる――これは私がこれまで投資を通じて強く実感していることです。


ステップ⑤ 増配銘柄の場合

増配が発表された銘柄については、配当性向が50%以下であるかを最初に確認します。
次に、過去5年以上増配を継続している、または累進配当を宣言している(またはそれ相当)かを調べます。
もしわからない場合は、Googleで「企業名+配当方針」と検索すれば、企業のホームページやIR情報などから見つかります。
それでも見つからない場合は、たまたま今回だけ増配した可能性があるため、その銘柄は見送ります。

この条件を満たしていれば、企業が株主還元を継続する姿勢を持っていると判断でき、将来的な安定配当や株価上昇の余地が期待できます。


ステップ⑥ 新設株主優待または株主優待内容拡充の場合

株主優待に関するニュースの場合は、配当利回り3%以上、総合利回り5%以上(配当+優待価値換算)を目安にしています。
ただし、内容が過剰すぎる(たとえばクオカード1万円など)場合は、上場維持目的の一時的な施策と判断し、購入対象からは外しています。

優待は“もらって嬉しい”だけでなく、長期的に続けられる内容かどうかが重要な判断ポイントです。

実際にこの方法で見つけた“お宝銘柄”の例

2024年12月10日、ZAIの「最新記事!」(該当記事はこちら) に掲載された 萩原工業(7856)
同社は「新中期経営計画の策定」とともに増配を発表し、当時の配当利回りは3.50%から4.55%へ上昇しました(株価1,427円時点)。

2025年10月5日現在、株価は1,671円と約17%上昇。
「たった17%?」と思う人もいるかもしれませんが、私にとっては十分な成果です。
なぜなら、私は短期の値上がり益ではなく、長期的な資産の積み上げを目的としているからです。

このように、“増配+割安+安定業績”の条件がそろった銘柄は、地味でも確実に資産形成に貢献することを実感しています。
リンク先(ZAIの記事)からもわかるように、情報源を一つに絞って継続的に追うことで、無理なくチャンスを掴むことができると感じています。


私の意見
この方法に落ち着いたのは、「限られた時間で、自分の基準に合う銘柄を見つけたい」と考えたからです。
ZAIで情報を集約し、そこから自分のフィルターを通すことで、毎日すべての開示を追わなくても有望銘柄を見逃さないようになりました。
特に、増配や優待拡充のニュースは株価上昇の初動になりやすく、実際にこの方法からヒットした銘柄も少なくありません。
“情報はZAIで、判断は自分の基準で”──これが私の基本スタイルです。

 

⑤ なぜこの方法が有効なのか

情報の“量”ではなく“質”にフォーカスしている

多くの投資初心者は、「情報をたくさん集めれば儲かる」と考えがちです。
しかし、実際はその逆で、情報が多すぎると判断を誤りやすくなります。
今回紹介した方法は、ZAIが厳選した重要ニュースだけを抽出し、自分の基準でふるいにかけるというスタイル。
つまり、情報の“量”ではなく、“質”と“再現性”に重点を置いている点が最大の特徴です。


プロの目線を“時短”で活用できる

ZAIのニュースは、証券アナリストや編集部が投資家目線で要約してくれているため、
一つひとつの発表を自分で解釈するよりも圧倒的に効率が良い。
たとえば、TDnetを自分で毎日チェックすると1時間以上かかる作業が、ZAIなら5分で要点だけを把握できる
時間の限られたサラリーマン投資家にとって、これは非常に大きな武器になります。


“再現性が高い”から誰でも始められる

この方法の良いところは、特別なスキルが不要な点です。
ZAIの最新記事を見る → 気になった銘柄を自分の基準でチェックする → 条件を満たせば検討対象にする。
たったこれだけのステップで、誰でも同じように実践できます。
継続していくうちに「見るべき数字」「避けるべきパターン」が感覚的にわかるようになり、
自然と“銘柄を選ぶ目”が養われるのです。


私の意見

私はこの方法を取り入れてから、「闇雲に情報を追う疲弊」から解放されました。
今では、毎朝ZAIの最新記事を見て、気になった銘柄だけを10分程度でチェックしています。
これでも十分に“お宝株”を発掘できると実感しています。
結局のところ、投資で大切なのはスピードではなく「仕組み化」。
自分の中に“探す型”を持っていれば、相場に振り回されずに投資を続けられると思っています。

 

⑥ まとめ|忙しくても「探せる投資家」になれる

「お宝銘柄を見つける」と聞くと、特別な分析力や経験が必要だと思うかもしれません。
しかし、実際にはそんなことはありません。
大切なのは、信頼できる情報源を決めて、自分の判断基準を持つこと。
この2つさえあれば、誰でも“探せる投資家”になれます。

私がZAIを使っているのも、毎日すべての開示情報を追う時間がないからです。
けれど、ZAIで重要なニュースを確認し、自分の割安株基準と照らし合わせるだけで、
「増配」「優待拡充」など将来性のある企業を効率的に見つけられるようになりました。


特にサラリーマン投資家や忙しい兼業投資家にとって、
“完璧に全部見る”よりも“見る場所を決める”ほうがはるかに成果に繋がります。
その積み重ねがやがて、自分だけの「銘柄を見る目」を育てることになります。


私の意見

私自身、毎日ZAIをチェックすることを習慣にしてから、
「情報を探すストレス」がなくなり、投資をより楽しめるようになりました。
このやり方は派手ではありませんが、確実に“再現性”があります。
小さな努力の積み重ねこそが、お宝銘柄を見つける最短ルート。
焦らず、コツコツと、株式市場と長く付き合っていきたいと思います。

ABOUT ME
マッスルトレーダーベイマックス
プライム企業で34年勤務(設備系管理職) 筋トレをこよなく愛するサラリーマン 2010年から株式投資を開始し、配当と株主優待を中心に多数保有 年間1000万円の配当収入を目標に、仕事と投資の両立を実践中 元現場管理のリアルな視点で、投資にも「地に足の着いた考え方」を持ち込みたいと考えています 。 保有資格 FP3級
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