前回とは反対に今回は
【損しない株の見極め】
について説明します
買っても、儲からない
それだけならいいのですが、
会社が倒産して価値が0円!
資産無し!!
なんてことになると目も当てられませんからね。汗
企業も生き物
元気な時もあれば、しんどい時もあります
今はどうか?
「見極め・判断」ができたらいいのですが、さてどうするのか?
それはお金の流れを見て、企業の健康診断ができればいいんですね
賃借対照表や損益計算書にお金の状態は記載されていますが、どこをどうみて診断すればいいか?
最低この4つは抑えて欲しいところなどを説明したいと思います
Contents
1.企業の資産を賃借対照表で判断
ある日、突然会社が倒産
はい、株の価値は0円です!
投資家の皆さん、申し訳ありませんでした
ってことは上場会社ではまずありえません
企業が倒産するには絶対理由がありますからね
要は借金をせずにその会社がどれだけお金を持っているか?
これがわかればいいと思います
さてそれはどこかと言いますと、賃借対照表の中にあるこの二つを必ず見てください!
有利子負債(これは少ないほうがいい 理想は0円ですね)
会社が借りているお金
そして気になるのものは、負債の前に有利子と記載されています
これは、借りているお金に利子を付けて返済するため元本以上に出費が伴います
利子があれば借金はドンドン増えていくわけですから、利益が出てもまずは返済からですよね?
そして残ったお金を株主へと還元・・・
といった流れになると思います
従って、
配当に廻されない→投資家の不満がたまる→株価上昇しにくい
といった流れになるんじゃないでしょうか?
借りた金や物などは多ければ多いほど、NGなのはもうおわかりですよね?
自己資本比率(この比率は高いところがいい)
まず自己資本とは、
返済の必要がない資金
分かりやすく言うと、
会社が株を発行して、
投資家から集めたお金(出資金)ですね
それに対して
他人資本もあります
これは
銀行からの借入や社債の発行
こんな感じで集めた資金をいいます
従って自己資本比率とは
自己資本÷(他人資本+自己資本)
になります
式から見てもわかる通り、
分子を大きく、分母を小さくが理想
それは、
投資家から集めたお金がたくさんあって、銀行からの借入や社債が少なければいいんですね
そして気になるその割合
私の自己資本比率の目安は?
50%
ちなみに優良企業は一般的に70%以上と言われています
でもそのような企業は中々いないんですよねぇ
しかし面白いのは各銀行です
ここの自己資本比率はナント
10%以下がほとんど
銀行さんって優良企業ですよね?
これらは業種により異なりますが、この比率が高いことにこしたことはありません
2.儲かっているかを経常利益で判断
利益はどこを見て判断していますか?
「売上総利益」や「営業利益」が一般的ではないでしょうか?
実はこれらでは企業が活動して利益が出ているのか?
わからないんですね
もっと大切なものがあるんです
それが
経常利益
これは「損益計算書」に記載されていますが、その詳細は?
経常利益とは
営業利益(売上総利益から販売費・一般管理費を引いたもの)から、営業外収益(受け取った利息や配当金)を足して、営業外費用(銀行などへ支払う利息など)を引いたもの
経常利益=営業利益+営業外収益ー営業外費用
そして、この利益は読んで字のごとく「常に一定で続く、変わらないこと」が理想いや絶対!
従って、ここの数字はマイナスなんて論外です
そして下記に該当しているものを選んでほしい
上下にフラフラせず一定で安定している(もちろんプラスで!)
理想は少しずつ前年比よりプラス
※純利益ではないの?って話もあると思いますが、それでは特別利益や損失(土地や有価証券の売却で得た利益や損失)を含めた数字であるため、本業以外の数字も含まれてしまいます
私は本業を重視しているため、経常利益で判断しています
3.出来高の少ない株
売買の少ない株
やったぁ~割安株だ!
と飛びついて安く買ったとしても、売るときに売れなかったら意味がありませんよね
従って、たくさん取引がされているもの(出来高の多いもの)を選びましょう
その気になる私の場合の目安は
100万株以上
これぐらいあれば売れない~汗
なんてことはないですね
まとめ
有利子負債の少ない会社(0が望ましい)
自己資本比率50%以上
経常利益は上下にフラフラせず、ゆっくりと毎年上昇しているのが望ましい。(マイナスはダメです)
出来高の多い銘柄(1日の出来高100万株以上)
これらが該当する企業は安定していると私は思うんですよねぇ~
さて株は単純に売買するのでなく、この金額になったからこうする!など絵を描いた方が上手くいくことが多いと私は思います
その詳細は【株の売買はストーリーを書く】に記載してますのでよければご覧ください