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先日、マイクロアド(9553)が株主優待の新設を発表しました。市場では優待ニュースとして注目されやすい内容ですが、実際の中身を確認したところ、現時点では「私は買いとは言えない」という結論になりました。本記事ではその理由を整理します。
優待発表の概要
- 発表日:2025年11月14日
- 権利確定月:3月・9月
- 優待内容:デジタルギフト(7000円分×2)
- 必要株数:800株
- 長期保有条件:なし
一見すると個人投資家にとって魅力のある内容に見えますが、優待だけで判断してしまうと実質利回りが想定より低くなる、いやいずれ株価の高値つかみをしてしまう可能性があります。
一見“良さそう”に見えるポイント
- 個人投資家向けを意識した内容の優待(アマゾンギフト、paypayなど)
ここまではポジティブ要素です。ここからは「買いではない」と判断した具体的な理由を示します。
私が「買いとは言えない」と判断した理由
- 割安株の判断
PER82.7倍 PBR4.04倍
※来期予想はEPS24.26円につきPER20.4となる
それでも私の判断基準から大きく乖離している
以上により私はNG - 業績からの判断
売上高は確かに右肩上がり、ここだけを見ると悪くない - 財務面からの判断
自己資本比率39.5%は微妙
配当は無配
無配の株主優待はいずれ改悪や廃止などいいイメージがない
以上により私はNG - 総合利回りからの判断
優待(14000円)+配当(0円)で総合利回り3.5%と目安の総合利回り4%に届かない
しかも無配となれば私は投資対象外としている
以上により私はNG
こうなれば再検討したいポイント
- まずは私基準の割安株になる(PER10倍以下、PBR1.0倍以下)
- 配当を実施、そして配当利回りが3%以上となったとき
しかし高額なクオカードなどは短期間で改悪された例がこれまでに多々あり
今回も同じ匂いがプンプンするので私は「監視リスト」にも入れません
まとめ
今回の優待新設は、個人投資家をすごく意識しており表面的には魅力的に映る内容でした。いっぽうで、割高株・無配なので現時点では「今すぐ買いたい水準」ではない
IRには「業績に与える影響は軽微と見込んでおります」と記載されいますが、想定以上の場合、廃止まではいかずとも改悪の恐れはあると想定しておくのが無難でしょうね
従って私は「買わない」判断をしました。優待銘柄は“内容だけで飛びつかない”ことが大切です。
※本記事は筆者の個人的な見解であり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載内容を参考に行った投資行動の結果について、当サイトは一切の責任を負いません。投資判断は必ずご自身の責任でお願いいたします。
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