年月が経つにつれて避けては通れず必ずやってくる老後
蓄えがない、年金はちゃんともらえるのか?
昨今では「老後破産」なんて言葉も聞きますね
はたして大丈夫なのか?そんな年齢に片足を突っ込んでしまいあせっているセブ602です
ここでは
老後に必要な資金はいくら?
年金はいくらもらえるのか?
今から受給金額を増やすには?
そして裕福な老後を送るため資産運用を検討しているがどうするのが一番いいのか?
これらについてまとめていますのでどうぞ
Contents
老後に必要な資金
①夫婦で暮らす場合(1ケ月あたり)
今の暮らしを維持すのであれば25万円以上
裕福に暮らしたいのであれば35万円以上
一人で暮らす場合(1ケ月あたり)
今の暮らしを維持する場合15万円以上
裕福に暮らす場合20万円以上と言われています
②日本人の平均寿命は
男性 80.5歳
女性 86.8歳
となっています
女性は強いですね 男性より6年長生きしています
③65歳で引退したとして考える
①,②,③より
今の暮らしを維持する場合
夫婦
(80.5-65)歳×12ケ月×25万円=4650万円
夫が死亡して独身となった場合(夫婦のみ)
(86.8-80.5)歳×12ケ月×15万円=1134万円
合計
4650+1134=5784万円
独身
(80.5-65)歳×12ケ月×15万円=2790万円
裕福に暮らす場合
夫婦
(80.5-65)歳×12ケ月×35万円=6510万円
夫が死亡して独身となった場合
(86.8-80.5)歳×12ケ月×20万円=1512万円
合計
6510+1512=8022万円
独身
(80.5-65)歳×12ケ月×20万円=3720万円
以上により
今の暮らしを維持する場合
夫婦 約6000万円
独身 約3000万円
裕福に暮らす場合
夫婦 約8000万円
独身 約4000万円
必要になることがわかりました
年金はいくらもらえるか?

もらえる年金には3種類(国民年金、厚生年金、共済年金)あるのをご存知ですよね?
それらの詳細と受け取れる1ケ月あたりの金額を確認してみましょう
※ここでは一般的な家庭として、夫が働き妻は専業主婦として考えます
国民年金
正確には「老齢基礎年金」と言われており、自営業やフリーターの人が該当します
もらえる金額は最大6万5千円/月(40年間、全額納めた場合)
これはひとりあたりもらえるため
夫婦の場合
6万5千円+6万5千円=13万円/月
独身
6万5千円/月
厚生年金
正確には「老齢厚生年金」と言われており会社員が該当します
気をつけたいところは「受給資格」25年以上加入していないともらえません!
気になるもらえる金額がややこしい
定額部分+報酬比例部分+加給年金額
定額部分
1626円×生年月日に応じた率×被保険者期間の月数
報酬比例部分(ここは平成15年3月までとそれ以降で異なります)
平成15年3月まで①
平均標準報酬月額×生年月日に応じた率×①の被保険者期間
平成15年3月以降②
平均標準報酬月額×生年月日に応じた率×②の被保険者期間
(平均標準報酬額に賞与が含まれます)
※生年月日に応じた率は5.5~10/1000であり、過去に生まれた人ほど高い傾向にあります
加給年金
これは厚生年金保険の被保険者期間が20年以上ある人が65歳到達時点で、65歳未満の配偶者や18歳未満の子供がいる場合にもらえます
以上3つを足すことになりますが、
ほとんどの人は「定額部分」と「比例報酬部分」を足したものが該当するでしょう
従ってこの2つで考えます
そしてこんなの計算できないよ!って人のため、一般的にもらっている金額はズバリ「14万8千円/月」と言われています
以上により厚生年金でもらえる金額は
夫婦の場合
14万8千円+6万5千円=21万3千円/月
※妻は老齢基礎年金がもらえるため、それを足しています
独身の場合
14万8千円
どうしても目安が知りたいって方は【簡易年金試算】にて確認していただければと思います
共済年金
中身は厚生年金とほとんど同じ、公務員が該当します
異なるところは、20年以上これに加入すると「職域加算」といったものがあり、年金受給時にプラスされた金額がもらえます
「官民格差」として批判があったため、平成27年10月に「厚生年金」へ一本化されました
以上より今の暮らしを維持する場合(25万円)、それぞれいくら足りないか計算すると
国民年金
13万円ー25万円=▲12万円
厚生年金および共済年金
21万3千円ー25万円=▲3万7千円
どちらも足りていないことがわかりますね 汗
さぁ、足りないものをどうする?
年金受給額を増やすには?

これにはかけている年金種別により異なりますが、大きく4つあり
国民年金なら「付加年金」に加入する
掛金に対してすごく利回りがいいこの制度、国民年金なら今すぐにでも加入した方がいいですよ(残念ながら厚生年金にはこの制度はありません)
加入方法
普段支払っている保険料に400円プラスしてください
給付される金額
付加年金をかけた月数×200円がプラスされるんです!
ちょっとこれではわかりにくいかもしれないので具体例を
20年かけた場合
12ケ月×20年×200円=48000円(4000円/月)
これが生きている間、毎年多くもらえるようになります
さてここで費用対効果ですが、付加年金はいくらかけたか?
400円×12ケ月×20年=96000円
これで計算してみると
96000円÷48000円=2
そうです、2年で元が取れて以後、48000円多くもらえるようになりますよ
従って国民年金の人は今からでも付加年金の追加をおすすめしたい
※物価スライド形式には対応していないた、インフレに弱いと言われています。しかしこんなにリターンの大きいものはまず見当たりませんよ!
国民年金なら「国民年金基金」に追加で加入する
厚生年金は個人と企業がそれぞれが折半して年金を積み立てていくため、それなりにもらえます
しかし国民年金であれば本人のみであり、もらえる金額も小額でしたね
従って積立金をプラスアルファして会社員との差を解消しましょうといった制度になります
加入方法
国民年金基金へ問い合わせの上、申し込んでください
掛金
最大6万8千円
またこれには受給前にもメリットがありました
国民年金基金の掛け金は全額が社会保険料控除の対象となり所得控除される
これは収入が多い人(課税所得)ほど得する制度
そんな課税所得の確認はこちら【株で税金対策したい人には必見】に一覧表がありますのでそちらで確認してもらえたらと思います(配当を減税する方法の下)
ここで気を付けたいことは
付加年金と国民年金基金に同時加入はできない!
従って、
収入が余裕がない人・・・付加年金
収入に余裕のある人・・・国民年金基金
ではないでしょうか?
繰り下げ受給する
読んで字のごとく、65歳になったらすぐに年金を受け取るのではなく、「受け取る時期をずらす」ことにより受け取る年金を増額させるんです
さてその気になる増額分とは
0.7%/月
そしてこれは最大5年まで延長できます(それ以降は延長しても同じです)
従って5年延長すると
0.7%×12ケ月×5年=42.0%
1.4倍!これは大きいですね
70歳まで資産があるならこれもぜひ活用したいひとつです
※参考までにこれは一カ月あたりずらすことが可能です
個人型確定拠出年金(401k)に加入する
将来年金給付を受けるために毎月せっせと積み立てていますが、この一部を銀行や証券会社の「投資信託」に自分で投資をして資産運用により増やしましょう!といったものです
なぜこれが多くもらえるか?
運用が上手くいくと将来もらえる年金が増えるんですがそれ以外にメリットあり
メリット
運用収益がすべて非課税となる
(株などの収益は20%取られるため大きいですね)
毎月の掛け金が所得控除対象となり、住民税や所得税を下げることができる
(年額最大 自営業者81.6万円 会社員27.6万円)
自己破産してもこれは没収されることなく、受け取ることができる
まとめ

老後に費用な資金
夫婦で今の暮らしを維持する場合
25万円以上/月
(80歳まで生きたと仮定して約6000万円必要)
夫婦で裕福に暮らす場合
35万円以上/月
(80歳まで生きたと仮定して約8000万円必要)
独身で今の暮らしを維持する場合
15万円以上/月
(80歳まで生きたと仮定して約3000万円必要)
独身で裕福に暮らす場合
20万円以上/月
(80歳まで生きたと仮定して約4000万円必要)
もらえる年金額(月額)
国民年金
夫婦 6万5千円+6万5千円=13万円
独身 6万5千円
厚生年金と共済年金
夫婦 14万8千円+6万5千円=21.3万円
独身 14万8千円
今から年金受給金額を増やすには
国民年金であれば「付加年金」または「国民年金基金」へ追加加入
繰り下げ受注して最大42%増やす(最長5年した場合)
個人型確定拠出年金(401k)へ加入する
以上で老後に対する費用はご理解いただけたと思います
そして裕福に暮らすのはみんなの夢、もちろんあなたもそうですよね?
だから毎日コツコツと貯金をして・・・と頑張っているが中々貯まらない
だから私がオススメしたいのが
貯蓄から投資へ
この流れになるのですが、株式取引はどうも「破産」や「損する」といったイメージしかありません
でもね、なぜそうなるのか?それを【株初心者必見!破産しない買い方・やり方】を見てから考えてみませんか?
お金さんにも眠らず毎日一緒に仕事をしてもらいましょう
たくさんある株の中でも株主優待のある銘柄で取引すると、お金と優待品の2重取りは本当にオススメです
しかしその株主優待詳細がわからないって方には【株主優待で株式投資を始めたい人へ】おすすめな得するもらい方やメリット、制度の内容まで一度見るとわかるように解説でわかりやすく1ページでまとめたものがありますのでよかったら見てください