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投資初心者が最初に買うべき株の選び方|失敗しない3つの基準

「投資を始めたいけど、どんな株を買えばいいのか全然わからない…」
最初のうちは、きっと誰もがそんな気持ちになると思います。

SNSやニュースでは「この株が上がる!」「今が買い時!」なんて情報があふれていますが、
いざ自分で選ぶとなると、どれが本当に良いのかわかりませんよね。

でも安心してください。
最初の1株は“センス”ではなく、“考え方”で決まります。
少しのコツを知っておくだけで、失敗する確率をぐっと下げることができるんです。

この記事では、私自身が10年以上の投資経験の中で実践してきた
**「投資初心者が最初に買うべき株の3つの基準」**を紹介します。
これから初めて株を買う方は、ぜひ一度読んでみてください。

① 「最初の1株」で失敗しないために大切なこと

投資を始めたばかりの頃、誰もが一度は「どの株を買えばいいんだろう?」と迷うものです。
私も最初のころは、SNSやニュースで話題になっていた銘柄をなんとなく買ってしまい、
あっという間に含み損になってしまったことがありました。

今振り返ると、あの時の失敗の原因は“焦り”と“期待”でした。
「すぐ儲けたい」「人気があるから安心だろう」──そんな気持ちが先走って、
自分の中に“判断の軸”がなかったんです。


最初の1株で大切なのは、“当てようとしないこと”。
投資は「宝くじ」ではなく、「育てる」ものです。
短期的に株価が上がるかどうかではなく、その企業が将来にわたって利益を出し続けられるかを意識することが大切です。

投資初心者のうちは、「株を買う=ゴール」ではなく、
「株を買ってから学ぶ=スタート」と考えると、気持ちが楽になります。


私の意見
私は10年以上投資を続けていますが、今でも“最初の1株”を思い出します。
たとえ少額でも、自分で選んで買った株は特別な存在になります。
その経験から学べることが本当に多い。
株価が上がった・下がったに一喜一憂するよりも、
「なぜ動いたのか」を追うほうが、ずっと価値があると思っています。

 

② 基準①:身近な企業を選ぶ

最初の1株を選ぶときに、いきなり知らない会社の名前や専門的な業種を調べると、難しく感じてしまいますよね。
でも実は、“身近な企業”こそ、投資初心者にとって最高のスタートラインなんです。

たとえば、いつも使っているスマホの会社、よく行くスーパー、コンビニ、ネット通販。
そういった「普段の生活でよく目にする企業」は、売上の動きや新商品、サービスの変化も自然と感じ取ることができます。
つまり、株価を数字だけでなく、自分の生活感覚で判断できるんです。


また、知っている企業であればニュースや決算情報も興味を持って追いやすい。
「業績が良かった」「新商品がヒットした」といった情報が自然と入ってくるので、
投資を“勉強”ではなく“習慣”として続けやすくなります。

初心者のうちは、“詳しく知っている企業”よりも“よく使っている企業”を選ぶ。
これだけで、失敗のリスクは大きく減ります。


私の意見
私も最初のころは、身近な企業ばかり買っていました。
通勤途中で目にするコンビニ、よく使うネットショップ、そして普段食べている食品メーカー。
どの企業も実際に「良いサービスを提供している」と感じていたので、株価が下がっても安心して保有できました。
やっぱり、自分が応援できる会社の株を持つのは気持ちがいいですね。

③ 基準②:安定して利益を出している企業

投資を始めたばかりの頃は、「株価が安い会社」や「成長が期待されるベンチャー企業」に目が行きがちです。
しかし、最初の1株を選ぶうえで大事なのは、“安定して利益を出している企業”を選ぶこと

なぜなら、企業の利益は株価の“源泉”だからです。
どんなに話題の企業でも、業績が赤字続きなら株価は下がり続けます。
反対に、地味でも毎年しっかり黒字を出している会社は、株価が下がっても時間をかけて戻ってくることが多いです。


判断のポイントは3つ。

  1. 売上高:年々右肩上がり、または安定しているか

  2. 営業利益・経常利益:前年比でプラスになっているか

  3. 過去5年間の推移を見て、安定的に成長しているか

これらがすべて大きく落ち込んでいない企業であれば、長期的に安心して保有できます。
無理に成長株を狙うよりも、“着実に利益を積み上げる会社”を選ぶことが、投資初心者にとって一番のリスク回避になります。


私の意見
私が株を買うときにまず見るのは、株価ではなく「業績グラフ」です。
どんなに人気の銘柄でも、売上や利益が安定していなければ、結局は値動きに振り回されてしまう。
逆に、地味でも右肩上がりの企業は、配当も増えやすく、長く持って報われるケースが多いです。
投資初心者の方こそ、「安定して稼げる会社を選ぶ」ことを意識してみてください。

 

④ 基準③:配当や株主優待が魅力的な企業

投資を始めたばかりのころは、「株価が上がるか下がるか」ばかりに目がいきがちです。
でも、株を持つメリットはそれだけではありません。
配当金や株主優待も、株式投資の大きな魅力のひとつです。


配当金は、会社が稼いだ利益の一部を株主に還元してくれる仕組みです。
つまり「あなたの出資に対するお礼」。
毎年安定して配当を出している企業は、経営が堅実であることの証でもあります。

目安として、配当利回りは3%前後がバランスが良いと言われます。
利回りが高すぎる(たとえば6%や7%など)企業は、
一時的に株価が下がっている場合や、将来減配の可能性があるため注意が必要です。


一方、株主優待は“投資を楽しむ”ための特典です。
自社商品や食事券、クオカードなどが届くと、投資をしている実感が湧きますよね。
ただし、内容が過剰すぎる企業(たとえばクオカード1万円など)は、
上場維持のための一時的な施策の可能性もあるので、慎重に判断しましょう。


私の意見
私は配当や優待を「おまけ」ではなく、「投資を続けるモチベーション」と考えています。
実際、保有銘柄が増え続け毎年もらえる配当や株主優待品が積み重なっていくのを見ると、
“お金が働いてくれている”という感覚をリアルに感じられます。
また、優待で届いた商品を家族と楽しむ時間も、投資の醍醐味のひとつ。
株式投資は“数字”だけでなく、“生活に少し豊かさをくれる存在”でもあると思います。

 

⑤ よくある失敗例と注意点

SNSや話題株をそのまま信じてしまう

投資を始めたばかりの人が最もやってしまいがちなのが、「SNSやニュースで話題になった銘柄をそのまま買ってしまう」ことです。
有名な投資家やインフルエンサーが紹介していると安心してしまいますが、そうした銘柄はすでに株価が上がった“後”であることが多く、
結果的に高値づかみになってしまうケースが少なくありません。


「株価が安い=お得」と思い込む

もうひとつ多いのが、「株価が安い=お買い得」と考えてしまうパターンです。
株価が低いのには必ず理由があり、業績悪化や配当の減額、先行きの不安などが背景にあることもあります。
株価の“値段”ではなく、“その企業の価値”を見るようにすることが大切です。


分散投資を忘れてしまう

投資初心者ほど、最初に気に入った1銘柄に集中投資してしまいがちです。
しかし、万が一その企業に悪材料が出ると、資産が大きく減ってしまうリスクがあります。
最初のうちは、**3〜5銘柄程度に分けて投資する“練習”**をしておくのがおすすめです。


私の意見
私も投資を始めたころ、SNSで話題の銘柄を信じて何度も失敗しました。
でもその経験を通して、「誰かの意見ではなく、自分で調べて納得して買う」ことの大切さを学びました。
今ではその習慣が身について、焦らず冷静に判断できるようになっています。
失敗は避けるものではなく、次に活かすための“通過点”だと思っています。

 

⑥ 私が最初に買った“最初の1株”の話(実体験)

最初に選んだのは、身近で安心できる企業

私が初めて株を買ったのは、投資を始めてすぐの頃でした。
最初に選んだのは、普段からよく利用していた生活関連の企業。
「毎日目にする会社なら安心できるだろう」と思ったのがきっかけです。
業績も安定しており、配当金も出ていたので、初心者の私でも安心して保有できました。


うまくいったこと、失敗したこと

最初のうちは、株価が少し上がるたびに喜び、下がるたびに焦っていました。
まるで“値段の上下に一喜一憂するゲーム”のような感覚だったと思います。
でも、実際に株を持ってみると、「企業がどうして利益を出せるのか」「なぜ株価が動くのか」に興味が湧き、自然と勉強するようになりました。
この経験から、“株は持ってからがスタート” という感覚を実感しました。


今思えば、あの1株がすべての始まりだった

今振り返ると、最初の1株があったからこそ、今も投資を続けられていると感じます。
最初の成功も失敗も、その後の判断基準を作る大切な経験でした。
もしあの時、興味本位で知らない銘柄を買っていたら、きっと投資が続いていなかったと思います。


私の意見
最初の1株は、金額の大きさよりも“納得して買えるかどうか”が大事です。
小さな成功でも、それが自信になって次の一歩につながる。
今でもあのときのドキドキ感を覚えていますが、あれがあったからこそ、
今は「投資を長く楽しむ」ことができていると感じます。

⑦ まとめ|“買って終わり”ではなく“育てていく”株選びを

最初の1株は「結果」より「経験」が大切

投資を始めたばかりの頃は、「すぐに儲かるかどうか」を気にしてしまいがちです。
でも、本当に大切なのはその株を通じて“何を学べるか”です。
株を持つことで企業に興味を持ち、決算を読むようになり、ニュースの見方も変わっていく。
この積み重ねこそが、投資家としての経験になります。


投資は知識より「続けること」が勝ちにつながる

どんなに知識を詰め込んでも、実際にやってみなければ意味がありません。
逆に、少額でも続けていくうちに感覚が磨かれていきます。
株式投資は一発勝負ではなく、**「続ける人が勝つ世界」**です。
焦らず、自分のペースで学びながら投資を育てていくことが、何より大切です。


私の意見
私は10年以上投資を続けていますが、結局“続けられる人が一番強い”と思います。
最初の1株をきっかけに、少しずつ知識を増やし、経験を積み重ねていけば、
誰でも自分なりの投資スタイルを作れるようになります。
投資は「結果を急ぐもの」ではなく、「自分の成長を楽しむもの」。
これを忘れなければ、きっと長く続けられるはずです。

ABOUT ME
マッスルトレーダーベイマックス
プライム企業で34年勤務(設備系管理職) 筋トレをこよなく愛するサラリーマン 2010年から株式投資を開始し、配当と株主優待を中心に多数保有 年間1000万円の配当収入を目標に、仕事と投資の両立を実践中 元現場管理のリアルな視点で、投資にも「地に足の着いた考え方」を持ち込みたいと考えています 。 保有資格 FP3級
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