株主優待ファンの一大イベントが過ぎ去ってもう2週間が経過
その反動か4月の株主優待は残念ながら1番少なく全部で25社 泣
いつもなら総合利回りから購入してもいいかな?と思われるものを選んでいるのですが、今回は該当なし
ただし「0」はさみしいため、それなりにいいかなと思ったものを今回は記載
そして伊藤園は面白い制度「第一種優先株式」を導入しているので、その詳細を説明したいと思います
参考までに今月の権利付最終日は25日(火)です
※これを参考にして損失が発生した場合の補償はいたしかねます
Contents
それなりにいいと思ったもの
これは合計3社
ただし1社は1年以上の継続保有が条件、安くなった時が仕込み時ですね
※利益剰余金と有利子負債の単位は百万円
フジ・コーポレーション7605
株主優待内容
三菱UFJニコスギフトカード
100株 5000円相当
1000株 10000円相当
5000株 20000円相当
最低取得金額
2186円×100株=218600円
評価
PER15.28 PBR2.04からは割安株といえない
財務は自己資本比率57.2%、利益剰余金8967は有利子負債4772の2倍あり
従ってそれなりにいいと見てよい
総合利回り
30円×100株+5000円(金券)=8000円
8000円÷218600円=0.0365
3.65%
4月の中では欲しい部類のひとつ
太っ腹株主優待に見えるのは、今の株主人数が2200人と東証1部条件のギリギリだからか?
すぐに改悪はないと思いますがその内変更はあるような気がするのは私だけ?
東建コーポレーション1766
株主優待内容
ハートマークショップ優待割引券他
10株 3000円相当
100株 4000円相当
1000株 5000円相当
2000株 6000円相当
※10月にも10株以上あれば3000円相当分もらえます
最低取得金額
8540円×10株=85400円
評価
PER10.96 PBR1.67につきそれなりか
財務は自己資本比率46.9%とボチボチですが、利益剰余金64319有利子負債0円はいいんじゃないですか!
総合利回り
130円×10株+3000円×2=7300円
7300円÷85400円=0.0854
8.54%
総合利回りは驚異の8%超なのですが、実は単元未満株
この単元未満株の株主優待はかなり廃止されて、最近ではあまり見当たりません
従ってここもいつ廃止されるか?と考えるとあまりオススメすることを私はできないため「それなり」と評価させてもらいました
ファースト住建8917
株主優待内容
100株 クオカード
300株 自社選定商品
※10月も同様のものがもらえます
権利取得には1年以上継続保有が条件
最低取得金額
1480円×100株
評価
PER8.07 PBR0.87につき割安株と判断
財務は自己資本比率63.3%、利益剰余金26185が有利子負債9007の約3倍あるためいいですね
総合利回り
43円×100株+500円×2=5300円
5300円÷148000円=0.0358
3.6%
総合利回りは3.6%とボチボチですが財務はいい
ネックは1年以上継続保有
ここで見て欲しいものがチャート

確認すると1200円まで下落すると何度も反発している
従ってここまで下がったところで購入すると面白いかも?
それでは伊藤園が採用している「第一種優先株式」について説明したいと思います
第一種優先株式とは
普通株式と比較して、利益の配当または残余財産の分配およびそれら両方を優先的に受け取ることが出来るものをいいます
メリット
普通株式と比較して安価に買うことが出来る
配当が普通株式と比較して多くもらえる
TOBがあった場合、普通株式の価格で買い取ってもらえるため、キャピタルゲインが多くなる
デメリット
原則として議決権がありません
実際に伊藤園の場合はどうか見てみましょう

普通株式の配当が無配でも、優先株式は15円/株もらえる
配当金は普通配当金の125%
これらをすべて考慮すると、株主優待取得が目的なら優先株式の方がいいですね
参考までにこれを採用している株主優待銘柄は「伊藤園」だけです
まとめ

数は少なかったのですが、興味深い銘柄(単元未満株や優先株式)の株主優待があるのは4月
あとは月初めから続く株価の下落が上目線と早く変わって欲しい!と思うセブ602でした